例文で説明!As if と As though の違いとその使い分け

As if

現実的な話

現実的な話で使用する as if には「~らしい」という意味合いがあります。

以下のようなケースです。

He behaves as if he is angry.

彼は怒っているっぽい。

「彼は怒っているように振舞っている」ということです。

現実的な話の場合、he is angry と現在形が使われます。

つまり、話し手の推測となります。

以下のようなケースでも頻繁に使用されます。

It looks as if it is going to rain.

雨が降るっぽい。

曇り空の場合に言うセリフです。

非現実的な話

非現実的な話で使用する as if には「まるで~のようだ」という意味合いがあります。

その場合、as if の後の動詞が過去形になります。

the-diet

以下のようなケースです。

He talks as if he were a politician.

彼は政治家かのように話す。

実際には政治家ではないということです。

現実的な話の場合、he were a politician と過去形が使われます。

he was a politician とも言えます。

その違いについては、ちょっと寄り道 で説明していますので、そちらをご覧ください。

話し手の自信がない仮定

as if を現在形と過去形の2つのパターンで比べてみましょう。

① He behaves as if he is angry.

② He behaves as if he were angry.

is と比べ were は、彼が怒っているかどうかということに対して、話し手の自信が無い といった感じの意味合いになります。

日本語訳をすると、

①彼は怒っているっぽい。

②彼はまるで怒っているようだ。

となり、②のほうが話し手の自信の無さが伝わってきます。

また過去のことを述べるとき、過去形は過去完了形になります。

He behaved as if he had been angry.

彼はまるで怒っているように振舞っていた。

「雨が降るっぽい」という表現を、

It looks as if it’s going to rain.

というセンテンスで示しましたが、「まるで雨が降るかのような天気だ」ということを表現したいがために、

It looks as if it were going to rain.

とは言わないほうがいいと考えているネイティブの方もいるようです。

「文法的には正しいが、as if 自体が仮定を示しているので、それに更に were で仮定するのは大げさである」という考えが根底にあるようです。

もちろん、この程度の違いで意思疎通において、大きな誤解が生まれることはありません。

were の表現が真にふさわしいのは、上の例で示したような、

He talks as if he were a politician.

彼は政治家かのように話す。

など、現実ではないことを仮定するケースでしょう。

As though

as though は as if と同じ意味だと思ってもらって、基本的に問題ありません。

そのように説明している文法書も存在します。

実際に、as though を as if に置き換えても、その内容が大きく変わることはありません。

ただし、若干の意味の違いを感じるネイティブの方々はいるようです。

以下で比べてみましょう。

He behaves as if he were angry.

He behaves as though he were angry.

if は、もともとの意味が「もし・・・」なので、仮定の意味合いが強い です。

though はそれに比べ、ほんの少しだけ現実性の度合いが増します。

よって、as though は as if に比べ、話し手の自信がわずかながら増す といった感じです。

実際は同じ用途で使用されているケースがほとんどでしょう。

会話では as if のほうが多く、文章では as though がたまに使用されているという印象を受けます。

As if は Like と同じ意味?

文法書でたまに「as if は like で置き換え可能である」といったものを目にします。

それには、ある一定の誤解があります。

umbrella

下のケースで説明します。

① It looks as if it is going to rain.

② It looks like it is going to rain.

どちらも問題無いと思われたら、それは間違いです。

②は文法的に誤りです。

なぜかと言うと、like の後には名詞のみが付くという文法上のルールが存在する からです。

ですので、後に節 (文章) が続く場合は as if を使用するのです。

like の使用例の典型は以下でしょう。

He looks like his father.

彼は父親に似ている。

like の後は名詞である his father のみです。

時が経つにつれて、文法上の制約が (ゆる) くなることは、ちょっと寄り道 でも説明しましたが、like に関してもその傾向があります。

以下のような会話を耳にしたことがないでしょうか。

Like I said …

もうお分かりのように、以上は文法上誤りです。

正しくは、

As I said …

です。

確認のため、もうひとつだけ例を挙げます。

You look like you’ve seen a ghost.

幽霊を見たかのような顔をしているね。

以上は誤りです。

正しくは、

You look as if you’ve seen a ghost.

です。

ただし、現時点でも間違った使用方法が許容されている雰囲気があるので、そのうち文法的に正しいものとして扱われるようになるかもしれません。

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