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例文で説明!Maybe と Perhaps の違いとその使い分け

2018.05.082016.12.10文法

Maybe と Perhaps

maybe と perhaps という言葉は両方とも多用されます。

ではその違いはと言うと・・・ケースバイケースです。

maybe と perhaps を入れ替えて使用しても意味に変化が出ない文章もあるでしょう。

これだけだと、せっかく読むためにクリックしてくれた方々に失礼になりますし、「ケースバイケース」で終わらせてしまうとかえって混乱を招く可能性があるので、細かい違いを説明したいと思います。

では始めます。

Maybe

maybe を説明する必要は特にはないと思いますが、「~かもしれない」という日本語で訳すのが適切でしょう。

意味合い的には、話し手の確信度が50%程度といったところです。

あまり自信がないときに使用する言葉です。

Perhaps

perhaps という言葉は maybe と比べ、明らかに独特な響きがあります。

こういった場合、私はその単語の起源を調べることを趣味としています。

Perhaps の起源

Online Etymology Dictionary で調べると、perhaps の語源は以下のように定義されています。

per:
by, through

haps:
chance(s)

中世英語から来ており、その意味は by chance だということです。

知っている方もいると思いますが、これは英語のイディオムとして存在しています。

「偶然に」や「たまたま」という意味です。

これだけ聞くと perhaps は、不確実性という視点では maybe と意味的に近いとも言えそうです。

Maybe と Perhaps の違い

では実際のところ maybe と perhaps にはどのような違いがあるのでしょうか。

単純に perhaps のほうが maybe よりフォーマルな場面で使われるとも言われますが、それ以外のアスペクトも見てみましょう。

同じ意味?

以下のケースを見てください。

Maybe she took a bus home.

Perhaps she took a bus home.

両方とも「彼女はバスで帰宅したかもしれない」という意味です。

同じ意味です・・・。

以上です。

読んでいただきありがとうございました。

・・・。

冗談です。

ご安心を。

少し別の視点で見てみましょう。

その状況は合理的か

以下の2つのセンテンスを用意します。

… but to be honest, I don’t know.

・・・ ですけど、正直言うと分かりません。


… so don’t worry about it.

・・・ だから、心配いりません。

これらを上記の maybe と perhaps の文章につなげる形で使用してみましょう。

ケース①

Maybe she took a bus home, but to be honest, I don’t know.

彼女はバスで帰宅したかもしれないですけど、正直言うと分かりません。


Perhaps she took a bus home, so don’t worry about it.

彼女はおそらくバスで帰宅したでしょうから、心配いりません。

このように、後につなげるセンテンスが違うと、maybe と perhaps に以下のような違いが出て、同一の意味ではなくなります。

maybe:
~かもしれない

perhaps:
おそらく

では次に後半の文章を交換してみましょう。

ケース②

Maybe she took a bus home, so don’t worry about it.

彼女はバスで帰宅したかもしれないですから、心配いりません。


Perhaps she took a bus home, but to be honest, I don’t know.

彼女はバスで帰宅したかもしれないですけど、正直言うと分かりません。

ケース②では maybe と perhaps ともに「~かもしれない」という同一の意味になりました。

ちなみに maybe 側の文章は日本語訳でも若干の不自然さを感じないですか?

「彼女はバスで帰宅したかもしれない」という不確実な要素が強い事柄に対して「心配いりません」と言われても、「その自信はどこから出てくるの?」と聞き返したくなります。

それとは違い、perhaps 側の文章の日本語訳はケース①の maybe と同じ意味になるだけで不自然さはありません。

結果として以下の結論が導き出されます。

  • maybe の意味は単純に「~かもしれない」
  • perhaps は 話し手が合理的だと考える状況に対して使用する場合がある

ケース①の perhaps では、話し手は「彼女がバスで帰宅した」というのが一番可能性としてあり得ると考えているということです。

さらに、合理的な状況の場合の perhaps の意味は日本語の「おそらく」に近くなります。

少なからず、翻訳をする際は「~かもしれない」より「おそらく」としたほうが、文章のニュアンスが正しく伝わるでしょう。

ここで話をややこしくするようで申し訳ないですが、ケース②の maybe は文章としては成り立ちますし、そういう言い方もできないことはないです。

ただし文章の全体の意味合い的には perhaps を使用するほうが明らかにふさわしいです。

もう一度改めて言います。

maybe は不確実性のみを表しますが、perhaps はそれとともに合理性も表します

これが、「maybe と perhaps の意味が同じにも違うようにも取れる “ケースバイケース”」と初めに述べた理由です。

Perhpas「できましたら」

以下のケースを見てください。

Would you perhaps take me to the station?

できましたら私を駅まで連れて行ってもらえませんか?

perhaps の意味が「できましたら」に変わってしまいました。

ずいぶんと雰囲気が変わりましたが、これは自然な英語です。

Perhapsの起源 を上で述べましたが、覚えていますでしょうか。

「perhaps の意味は by chance (偶然に) である」ということです。

chance 自体にも「偶然」といった意味がありますが、日本語でチャンスと言ったときのように「好機」や「ちょうどよい機会」といった意味も含みます。

ここらへんに perhaps の微妙なニュアンスが隠されていそうです。

言ってしまうと、そのニュアンスが「できましたら」という言葉で表現されるのです。

日本人であるなら感覚的に理解できると思いますが、「できましたら」という言葉は話し手の「希望」です。

つまり「チャンスがあれば」ということです。

これが、日本語で言う「できましたら」という意味につながり、by chance である perhaps という単語で表現されるのです。

ちなみに、以下の言い方は不自然です。

Would you maybe take me to the station?

私を駅に連れて行ってもらえるかもしれないですか?

日本語訳を見ればおかしいというのが分かると思いますが、さらに言うと、maybe という単語は文頭か文末に置くのが原則で、以上のように文中に登場するのはふさわしくありません。

思いのほか奥が深い

maybe と perhaps は同じ意味として説明されていることが多々ありますが、それは両者の比較の一部の面でしかないということが理解できたでしょうか?

このように考えてみると、思いのほか奥が深いです。

これが言語のおもしろいところかもしれません。

実際のところを言うと、ネイティブの人たちもここまでは意識していないでしょう。

考える時間が限られている会話という場面では、何も考えずに perhaps を maybe という意味で使用していることも多々あるかもしれません。

ただし、考える時間がたっぷりあるライティングにおいては、ここで説明したことを手がかりにすることで、いままでより洗練された文章が書けるようになるでしょう。

皆さんの英語力が向上する手助けができたのであれば幸いです。


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