例文で説明!Should と Had better の違いとその使い分け
should と had better は大雑把に言うと「~すべき」という意味で使用されます。ただし両者のニュアンスは明確に異なります。
扱い方を間違えると、あなたの言葉の印象がかなり変わるので注意が必要です。
それを説明したいと思います。
Contents
Should
should は相手にアドバイスを与えるときに使用する助動詞です。
以下の例が典型です。
You should quit smoking.
喫煙はやめたほうがいいよ。
単純なアドバイスですね。おそらくこの使用方法に関しては、特に問題ないでしょう。
If I should ?
if文で should を見かけたことはないですか?
この場合の should の意味は全くの別物です。以下の例文を見てください。
If I should win the lottery, I would buy a big house.
もし宝くじが当たるというようなことが万が一あれば、大きい家でも購入するよ。
should が仮定法で使われた場合、「可能性が極めて低い」という意味合いを持ちます。
つまり日本語で言う「万が一」ですね。
覚えておきましょう。
Had better
had better も should と同様に相手に対するアドバイスですが、こちらからは緊急性を感じさせます。
以下の例文を見てください。
You had better not be late for a meeting.
会議に遅刻しないほうがいいよ。
had better は多くのケースで相手に対しての「警告」として使用されるので、以上の例文は若干内容が不足しています。
以下のようにすると had better の使い方がよく理解できます。
You had better not be late for a meeting. Otherwise you will get into big trouble.
会議に遅刻しないほうが身のためだ。さもないと大変なことになるぞ。
「身のためだ」というのは表現としては大げさかもしれないですが、特に後半の「さもないと大変なことになるぞ」というのが had better の本質です。
つまり「~をしないと、悪いことが起きますよ」という意味です。
脅し文句でよく使用されます。
had が省略された had better
![green-street-hooligans](https://eigo-shutoku.com/wp-content/uploads/2016/12/green-street-hooligans.jpg)
had better は以下のように省略することが多々あります。
You better not be late.
遅れたら厄介なことになるぞ。
これは正式な英文法では誤りですが、会話では多用されます。ドラマや映画を観ていても、実際によく使用されています。
英語初学者の人が見たら、
![male-thinking](https://eigo-shutoku.com/wp-content/uploads/2016/11/male-thinking.jpg)
と混乱してしまいそうですね。
チャット上などでなら問題はありませんが、少しでもフォーマルさが漂う文章では使用を控えましょう。
Should と Had better の違いと使い分け
should のところで示した例文を使用し、お互いの違いを見てみましょう。
- You should quit smoking.
- You had better quit smoking.
①は単純に友人から言われそうなセリフです。
You should quit smoking. That’s bad for your health.
喫煙はやめたほうがいいよ。健康に悪いよ。
②は長年の喫煙により健康を害して病院を訪れ、そこで医者の方に言われそうなセリフです。
You had better quit smoking. Or else you are not going to live long.
喫煙はやめたほうがいいです。さもないと長生きできないですよ。
このように見ると両者の違いがはっきりしますね。今後は場面に応じて使い分けてみましょう。