英語の初学者におすすめの児童文学
ロアルド・ダール

ロアルド・ダール氏は児童文学の巨匠です。
知らない方も、チャーリーとチョコレート工場と言えばわかるかもしれません。
ジョニー・デップが出演していた作品ですね。この原作の著者がロアルド・ダール氏です。
現在は500ページを超える洋書を辞書なしでスラスラ読める私も、英語の習い始めのころはこの方の文学作品にお世話になりました。
個人的にも思い入れのある作品ばかりです。
初心者が洋書を選ぶときに重要なこと
初学者が洋書を選ぶときに重要なことは「内容のレベル」と「ページ数」でしょう。
ダール氏の児童文学は昔から愛されるだけあり、とても読みやすく物語も人を引き付ける面白さがあります。

本の中にはイラストが多く使われており、読んでいて可愛らしい印象を受けます。
英語圏の人たちも子どもの頃に読んだという方が非常に多いので、日常会話などで話のネタにもなるのが特徴です。
ページ数が少なくおすすめの著作
ページ数が少ないというのは決して悪いことではありません。
初学者の方は「洋書を一冊読みきった」という達成感を味わうことが非常に重要な要素となるだからです。
ページ数が少ない作品であれば『The Enormous Crocodile』がいいでしょう。

また『Fantastic Mr. Fox』も物語としては、とてもよい作りになっています。
この作品は私が読んだダール氏の第一作目でもあります。
当時の私の英語力は英検で言えば4級程度だったので、読みすすめるのに多少苦労した覚えがありますが、イラストを交えたユーモアあふれるストーリー展開だったので飽きることなく完結することができました。
ページ数が多くおすすめの洋書
多少慣れてきたらページ数を増やすことをおすすめします。
理由は単純。ページ数が増えても本の価格はそれほど変わらないからです。同じ金額を払うのであれば長く楽しめる方が得した気分ですね。
『The BFG』は彼の文学作品の中でもかなり有名な物語です。
こちらも映画化されています。
噂によるとダール氏本人のお気に入りの作品だったということです。
ただしメインキャラクターとして登場する巨人が訳のわからない言葉を使い、それが実際に存在する英単語なのかダール氏の造語なのか初学者の人は若干混乱するかもしれません。

『Matilda』は不思議な能力を持つ少女の物語です。
こちらも彼の作品で人気のある物語です。250ページほどあるので、読み応えがあります。
初学者がしてはいけないこと
背伸びをして、初めから難しい洋書に手を出すのは止めましょう。これは初心者の人たちが特に犯しやすい失敗です。
またロアルド・ダール氏をおすすめすると言っても、何冊も一緒になったコレクションのようなものを購入するのは控えるべきです。
まずは一冊読みきる。
このことを心がけましょう。