暇人の英語雑記ブログ

成人を過ぎたあなたの英語学習の始め方!

2018.09.172018.09.15コラム
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私は22歳から英語学習を始めました。

当時の英語力はゼロです。Be動詞も使い分けも理解していないような状態でした。

そのころの私と比較すると、今この記事を読んでいるあなたのほうが英語ができるでしょう。

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英検1級と国連英検特A級の合格証明書

すでに10年以上が経過しましたが、その間に英検1級と国連英検特Aを取得しました。両方とも一発合格です。

学習を始めてから3-4年ほどでどのような洋書でも辞書なしで読めるようになってしまったので、それ以来英語の勉強はしていません。

する必要がないからです。

以下は私のツイートです。

あなたも語学を学ぶ以上自身の中に目的意識があると思います。

ただし以下のように考える人たちが多いのが現状です。

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どこからどのように手を付ければいいんだ?

そこで成人を過ぎてから英語の勉強を始めるあなたに、その道しるべとなるものをごく簡単に記しておきます。

補足
英語学習でつまづいていることがある場合は、下のコメント欄より質問してください。ただし個別の文法等の疑問には答えかねます。

英語学習で絶対的に重要な2つの要素

初めに言っておくと、英語を学ぶ上で圧倒的に重要なのは以下の2つです。

  • 文法学習
  • 単語の暗記

英語のみならず、全ての言語学習のベースはこの2つです。

これだけしっかりとやっておけば、世間一般で言われている「リスニング」、「リーディング」、「ライティング」、「スピーキング」は自然とできるようになります。

特にこの2つの要素が色濃く反映されるリーディングは極めて重要です。

多くの日本人の方が「スピーキング」を挙げますが、リーディングを行っていればスピーキングはおのずとスキルアップします。ただしその逆はあり得ません。

「文法学習」と言いましたが、ここで言う「文法」とは SVO のようなものではありません。

それを今から説明します。

最低限の文法は知っておくべき

文法書は手元にひとつあると便利です。

ただし日本人向けに書かれた英語学習書籍には「SVO」や「第3文型」など、聞いただけで頭が混乱するような文章であふれています。

このような構文は特に覚える必要はありません。

例えば、

I have a pen.

という文章で、

  • I が S(主語)
  • have が V(動詞)
  • a pen が O(目的語)

という手順で覚えていくと、退屈です。また必要以上に英語を難しく見せているので逆にデメリットのほうが大きいでしょう。

この SVO や第N文型などは学校などで行われる英語のテストには出題されても英検や TOEIC などでは出てきません。

“I have a pen” で言えば、「have という動詞が pen よりも先にくる」という程度の文法上のルールを知っておけばいいだけで、SVO という言葉は不必要です。

文法で重要なことは以下のようなことを覚えることです。

  • 現在形
  • 過去形
  • 現在進行形
  • 現在完了形
  • 仮定法

これらを覚えないと英語を理解したことにはなりません。

ちなみに私は SVO や第N文型などの用語を全く理解していなく、「・・・形」などを学んだだけで英検1級に合格しています。

ウソのような本当の話です。

これら時制などはインターネットで調べれば説明されているサイトが複数出てきますが、ひと通り説明されている文法書が手元に一冊あると便利です。

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Forest
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チャート式

一般的に好評を得ているのは Forestチャート式 です。

どちらも大学の英語専攻の学生なども使用する良書です。

Forest は紙面がカラーで読みやすく、説明が非常にやさしいのが特徴です。

これら参考書は学校教育で使用されるような教材なので第N文型などの説明も登場しますが、あまり深く考える必要性はありません。

また「・・・形」などを学習するには Grammar in Use シリーズという素晴らしい書籍が存在します。

補足
文法書は「第5版」など常に新しいバージョンが発行されますが、英語の文法自体は短期間で変化するものではないので、中古で出回っている古いものでも問題ありません。

Amazon でなら300円程度で手に入るというメリットもあります。

少しでも英語が理解できるなら Grammar in Use シリーズがおすすめ

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Essential Grammar in Use

世の中には「ベストセラー」と付く本がいくつもありますが、こと英語学習書籍に関しては「世界的ベストセラー」とまで言われているテキストが存在します。

Grammar in Use シリーズです。

以下の3つから構成されています。

洋書を辞書なしで読むことができる私も過去にお世話になりました。3冊全て使用しています。

この学習書のいいところは SVO などの日本の英語教育でありがちな退屈な理屈は抜きにして、現在形、過去形や現在進行形などを単刀直入に説明しているところです。

以下が実際の内容です。現在進行形を説明するページです。

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ただしひとつだけ難点があり、見てもらえれば分かるとおり、説明文なども全て英語で記述されています。

つまり「英語で英語を学ぶ」のです。

よって、あなたが英語に対してアレルギーがない程度の状態であればとてもオススメです。

ドイツ人やフランス人など英語を母国語としない人たちの間で、抜群の人気を誇るシリーズです。

文法学習のポイント
  • SVO や第N文型などは無視する
  • 現在進行形など「・・形」の学習に重点を置く

単語を記憶する

英単語は知っておく必要があります。基本中の基本です。これをしなければ英語は上達しません。

いわゆるボキャブラリービルディング(ボキャビル)というものです。

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Amazon:キクタンの内容

キクタンという英単語を学ぶシリーズがありますが、個人的にはあまりオススメしません。

「単語を学ぶ」ということそのものに焦点を当てるのは順序がおかしいからです。

英語を学習していく上で、初めて見かける単語をその都度調べていく方がいいでしょう。少なからず私はそうしていました。

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Amazon:HoryKu 単語カード

また英単語は単語カード(ワードカード)が絶対的にオススメです。というより、この方法以外はありえません。

脳を活性化させる必要があるからです。

種類はどのようなものでも構いませんが、前面に英単語を書き、裏面に対応する日本語を記入します。

以下が例です。

表:
speak (スピーク)


裏:
(v) 話す

これを通勤中の電車内など、時間があるときに記憶していくのです。

また脳は就寝中に記憶の整理をするので、寝る前に利用すると効果的です。

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実際に使用していた単語カード

私が辞書なしで洋書が読めるようになったのも、この単語カードのおかでだと確信しています。

単語を語源で覚えるテクニック

多くの英単語は前後で分解することができます。

前に付いているものを接頭辞と言い、後に付いているものを接尾辞と言います。

英語初学者の人たちは気づいていませんが、実はこれらを多少なりとも理解しておくことで個々の単語を覚えることが容易になります。

desacralize という単語を例に取ります。

de:
「~から離れて」などという意味です。接頭辞です。

sacra (sacred):
sacred は「神聖な」という意味の形容詞です。

lize (ize):
「~にする」などという意味です。接尾辞です。

ここで重要となるのは中間に存在する sacred(神聖な)です。英検2級程度を目指すのであれば知っておくべき単語です。

desacralize は「神聖な」状況から離していく行為なので、つまり「非神聖化する」という意味になります。

これは sacred と de と ize という接頭辞・接尾辞をあらかじめ知っていれば、初めて目にしても理解できます。

いきなり単語だけ見せられると答えられないかもしれませんが、文章の中で出てくるとわりと簡単にその意味が予測できたりします。

ちなみに de ではメリットの対義語であるデメリット(demerit)でも使用されています。

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『英単語の語源図鑑』がよく利用する駅の入口で宣伝されていた

このような語源を扱った書籍としては『英単語の語源図鑑』が人気を博しています。

この関連の本では20万部を超えるヒットであり、以下のような目を引くキャッチフレーズが特徴的です。

100の語源で10,000語が身につく!

さすがに少しオーバーな表現かもしれません。

単語を覚えるメインはあくまでも単語カードですが、このような書籍は補助としてはとても良いツールなので一冊購入しておくことをオススメします。

ボキャビルのポイント
  • 単語を本気で記憶したいなら単語カードは必須
  • 単語は分解することで理解しやすくなる

リスニングを学ぶ

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多少なりとも英語ができるのであればリスニングは YouTube で事足ります。

そこであなた好みの動画を見れば、それがリスニング学習になります。

オススメはドキュメンタリーです。解説が中心に進んでいくストーリーは追いやすいのが特徴です。

逆にドラマなどは控えましょう。会話のスピードが速いとともに、スラングやその他ネイティブ特有の言い回しが多いので上級者向けです。

多少のミスはありますが動画によっては字幕が付くものもあるので、そのまま教材として利用できます。

ちょっと変わったところでいくとドナルド・トランプ氏の政治集会などもおもしろいです。

この人は政策の細かい論点は抜きにして、単に大衆受けしやすいことを叫んでいるだけなので聞き取りは非常に容易です。

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YouTube を見るほどのリスニング力が無い・・

↑このような初学者の方はリスニングは後回しにして、まず文法学習と単語暗記の2つを優先しましょう。

これらが身に付かないとリスニングはそもそも不可能です。

書店で見かけるリスニング関連の書籍はあまり頼りになりません。

そもそもインターネットで世界中のテレビ番組が視聴できる今の時代、リスニングはお金をかける対象ではないでしょう。

リスニングのポイント
  • リスニングにはお金をかけない
  • 聞き取れない場合は単語力が足りていない可能性あり

リーディングを学ぶ

リーディングは「洋書を読む」ということが真っ先に頭に浮かびますが、そうしなくてもインターネットで英語の記事を読めばいいだけです。

ただしスラスラと読める人であるならいいですが、「辞書を引きながら」という学習の要素が入る場合は若干不向きです。

そこで初学者であるあなたにオススメするのが児童文学です。

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画像:Roald Dahl books, eBooks, DVD’s and audiobooks at Otis Library

この世界では巨匠とも言われるロアルド・ダール氏の作品は私も英語の習いはじめの頃に複数読みました。

中には300ページを超える作品もありますが、本があまりに分厚いと学習の意欲を下げてしまう恐れがあるので、まずは『The Enormous Crocodile』など30ページほどのものを選択するのがいいでしょう。

少し挑戦したい人には『Fantastic Mr. Fox』などがオススメです。100ページを超える文学ですが、ストーリーが愉快で読者を飽きさせない展開になっています。

現在は500ページ超の洋書も難なく読める私が初めて手にした氏の作品が、この『Fantastic Mr. Fox』です。

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子ども向けの本を読んでるところなんて見られたくない・・

↑このようなことを考えたら負けです。

どうしても恥ずかしいのであれば自宅でリーディングをするか、またはカフェの端っこのほうにでも座りましょう。

初めから一般向けに書かれた厚みのある洋書を読める人などいません。難易度が低い本を選択することは学習意欲を下げないためにとても大切です。

リーディングのポイント
  • 「読み切る」ことを念頭に易しい内容の本選ぶ
  • 格好つけていきなり難易度の高い本を購入しない

ライティングを学ぶ

私は外国人の方とネット上でチャットをすることがあります。するとたいていの場合、ライティング力や英語の理解力を褒められます。

「いままでやり取りをした日本人の中で突出して英語の能力が高い」などと言われることもあります。

ただし私はライティングを個別のものとして学んだことがありませんし、そのための学習書籍を購入したこともありません。

そのような教材はあなたにも必要ありません。

ライティングレベルのベースにあるのは英語学習の2つの重要な要素である「英文法と単語力」です。それに尽きます。

ライティング能力を向上させたいときはリーディングをしましょう。洋書を読むことで確実にあなたのライティング力はアップします。

日常的に英文に触れていると、実際に書くときにその場面でふさわしい単語やフレーズが瞬時に頭に浮かぶようになります。

ライティングのポイント
  • ライティングに教材は必要ない
  • リーディングはライティングの学習になる

スピーキングを学ぶ

スピーキングを学ぶというのは話す機会を想定していてのことだと思います。

スピーキングはある程度慣れの側面があるので、そのような場面で積極的に話すということが重要です。

相手がフランス人など英語の非ネイティブでも欧米の人たちは往々にしておしゃべりなので、多くの日本人は聞き手にまわってしまいます。

経験値を積む上でもより多く会話することを心がけましょう。

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現時点で英語で話をする友人がいない場合は、『ネイティブキャンプ』のような英会話アプリでもいいでしょう。

英会話教室に通う必要がなく、24時間いつでもどこでもレッスンを受けることができるので便利です。

7日間の無料トライアルもあるので、興味のある人は試してみるといいでしょう。

またスピーキングにおいても、「英文法と単語力」が重要になります。

英語初学者のあなたが他の日本人が外国人と流暢に英会話しているところを耳にすると「この人の英語力はヤバい」などと思ったりします。

ただし多くの日本人の英会話はボキャブラリが乏しいのが現状です。まるで幼稚園児のようなレベルの会話で、聞いてるこっちが恥ずかしくなるほどです。

そうならないためにもリーディングを実践し、活きた英語を身に付けるようにしましょう。

英語の上級者は皆気づいていますが、「リーディングをするとスピーキング能力が上がる」というのは本当の話です。

スピーキングのポイント
  • 機会がある際は積極的に話す
  • 機会がない場合は英会話アプリなどを利用する
  • リーディングはスピーキングの学習になる

モチベーションを下げない取り組み:資格取得に励む

学習には時間がかかります。

1-2ヵ月で英語に不自由しないスキルを身に付けられるのであれば誰も苦労はしません。

よって「学習意欲の低下を防ぐ」ことが決定的に重要となります。

そこでぜひ資格の取得に挑戦しましょう。

TOEIC のようなスコア方式のものでもいいですが、合格・不合格がはっきりと示される英検のほうが成果を感じやすくオススメです。

5級から1級まであり年に3回検定が実施されていますが、現在申し込み期間中であればいっそのこと5級に挑戦するのもありです。

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英検5級の過去問

5級では試験会場に行くと小学生どころか保育園児も多数いますが、そのようなこと気に掛ける必要はありません。

どのみち試験会場を出たらもう二度と会わないでしょう・・。つまらないことは気にせず積極的に受験しましょう。

受験の参考書は旺文社の『英検5級 過去6回全問題集』などが王道です。

これら問題集を解くことは英語学習に直結するので一石二鳥の側面もあります。

英検2級を目指すころになると「自身の英語スキルの向上には何が必要か」ということがハッキリと見えてきます。

そこまで来たらもうこっちのものです。

人から英語学習の道筋を聞く必要もありません。

モチベーションを保つためのポイント
  • 資格の取得に挑戦する
  • 資格の勉強は英語学習に直結することを理解する

まとめ:簡単な目標を今から立てよう

何度も言いますが、勉強において大切なことは「学習意欲を保つ」ことです。

「TOEIC満点」など雲の上のようなところにターゲットを置くのは止め、とりあえず「英検5合格」など手が届く範囲に目標を定めましょう。

そして上で挙げたような文法の参考書や英検5級の過去問題集を手にし勉強を開始しましょう。

継続さえすれば必ずスキルはアップします。

勉強が大の苦手で高校を中退した私でも英検1級が一発で合格できるのです。高校・大学を卒業したあなたに出来ないわけがありません。

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