初学者必見!FUCK という単語は最高のタブー 絶対に使用してはいけない理由
FUCK の語源
fuck の語源として、よく言われている説は以下のようなものです。
伝染病により多くの市民が亡くなり、それを心配した王様が、子どもを多く産んで欲しいとの願いから発した声明が以下だった。
“Fornicate Under Command of the King”
「王の命令の元でのセックス」
FUCK はその頭字語に由来している。
fornicate とは婚姻関係にない男女間の肉体関係のことです。
上記がよく話題に挙がる説ですが、どうやら単なる俗説であり本当の由来ではないようです。
fuck (fucking) という単語が初めて登場するのは16世紀という説が一般的です。
ドイツ語に由来していると言われていますが、以下のような話が伝わります。
とある修道僧が、道徳規範を記した資料に目を通しているときに、道徳が乱れた John Burton という自らの修道院長に対して怒りがこみ上げてきて、そのページの余白に書き記した。
“O d fuckin Abbot”
この修道僧はご丁寧にも他のコメントに1528年と記してくれていたので、正確な年が分かります。
fucking には主に「一発やる」や、または単なる下品な強調表現として使用されますが、この僧侶がこの言葉をどのような意味で使用したかまでは分かっていません。
FUCK は超が付くほど下品な言葉
fuck (fucking) という単語はとにかく下品です。
その多くは感情を強く表現する目的か、または話に下品なユーモアを加えるために使用されたりします。そのため映画やドラマなどで多用される傾向があります。
それらメディアが原因となり fuck の下品さに大衆が馴染んでしまうという現象が発生してしまいました。実際にネイティブの人たちは世代を問わず、気の許した場所では fuck という言葉を実によくします。
ただしだからといって気軽に言っていいかというと、そうではありません。
本来どれくらい下品かと言うと、人前で発すれば皆がドン引きして言葉を失ってしまうという時代がかつて存在したほどです。
つまり最上級のタブーです。
現在でも上品な席上ではまず誰も発しません。
子どもが fucking という単語を使用すれば、教育熱心な母親の場合ビンタでお仕置きをするでしょう。それくらい言ってはいけない言葉なのです。
以下の動画を観てください。
これは SBS insight という、素人が参加するタイプのオーストラリアの討論番組です。
この動画の回のテーマは日本で言えば旧車会のような、集団でバイクを乗り回すギャングに関してのことです。出演者も、ほとんどが現役のバイカーの人たちです。
ときには殺人も伴うような事件を数多く起こしていて、オーストラリアではちょっとした社会問題になっているようです。
動画の8秒あたりをご覧ください。
この話し手である
そのような経歴をお持ちの方でも、テレビカメラの前では fuck という言葉を発するのは、さすがにマズいと感じたのでしょう。言葉をつまらせて、すぐに訂正しています。
この単語はそれほどに下品で、人前で発してはいけない言葉なのです。
本来、この記事においても f*ck などのようにボカして記したほうがいいくらいです。
fuck は英語を理解していない人ほど多用する傾向があります。逆に英語の上級者は使用しない人がほとんどです。
これはこの単語の手軽さからくるものでしょう。
ですがこのような言葉に頼ってばかりでは、あなたの英語力は一向に上達しないでしょう。
どうしても使用したいのであれば・・・
はじめに言っておくと使用しないのが一番です。ただし例外的に認められている(?)場面が、ひとつだけ存在します。
それは、あなたが怒り狂っているときです。
このような場面においては fucking という言葉は多用されます。怒り狂っているときはタブーなど関係ないので、たしかに一理ありますね。
ですが、言わないのに越したことはありません。
また fucking は代用できる言葉があります。
bloody です。
こちらも決して品のいい言葉ではありませんが、fucking と比べるとかなりまともでテレビカメラの前で発してもカットされることはないでしょう。
また bloody で代用した場合、「この人は英語を理解している」という印象を相手に与えることにもなります。
どちらも言わないのがベストですが、どうしてもという場合にはこちらを使用するほうが無難でしょう。
また fuck という単語には単純に fuck you のみではなく、fucked up や fucking A など、様々な使用方法があります。
それらを豆知識として習得したいあなたには以下の書籍をオススメします。
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英語のフレーズ集ですが、通常の英語教育ではまず習うことのない下品は言い回しのみに的を絞った一冊です。
ただしあくまでも豆知識です。
実生活で使用するのは極力避けましょう・・。