例文で説明!英語の現在進行形が持つニュアンスを簡単説明
現在進行形の基本
現在進行形の基本的な考えは「現時点において進行中の出来事」を表すということです。
典型例は以下でしょう。
I am eating lunch.
ランチを食べています。
日本語で「食べています」と言うときと同様、eating と進行形で表現すると文章から一種の躍動感を感じさせられます。
最近の状況を表現
現在形の意味合いを解説しているページでも述べていますが、最近の状況に関しては現在進行形で表現します。
以下のような例です。
I am writing a book.
本を書いています。
この表現は以下のような状況で使用することができます。
- 実際に執筆中に何をしているのか聞かれる
- 会話中「最近なにをしているのか」と質問を受ける
2のケースでは、その会話の最中に本を書いているわけではありません。
現在進行形は現時点での行動だけではなく、「最近の状況」を述べる際にも使用されるので、これはいたって自然な表現です。
破局間近のカップルで、例えば女性のほうが「他の男性に会っているの」ということを交際中の男性に伝えるときに、よく以下のような表現を使います。
これはその破局寸前の彼氏との会話中に出てくる言葉なので、その場に例の他の男性が居合わせているわけではありません。
あくまでも最近の状況を述べているだけです。
決定済みの予定を表現
以下の会話はどうでしょうか。
違和感を感じますか?これはきわめて自然な英語です。
決定済みの予定は現在進行形で表現するのです。
未来を表す表現としては
- Will do…
- Will be doing…
- Be going to do…
- About to do…
例文で説明!Will と Going to と About to の違いとその使い分け
上記したように I’m seeing John と言うと「(近い将来)Johnさんに会っている」という、未来の状況を表現できます。
皆さんも決定済みの予定を伝える際に、現在進行形を使用してみてはいかがでしょうか。
- I’m seeing John.
- I’m going to see John.
両方とも「会う」という予定を表します。
答えを言ってしまうと、以下のようなニュアンスの違いがあります。
- 会った後になにをするか詳細まである程度決まっている
- とりあえず会うという予定だけは決まっている
覚えておきましょう。
おすすめの書籍
更に深く知りたいという方には『ネイティブが教える 英語の時制の使い分け』をおすすめします。
現在進行形を扱った章では以下のような文章があります。
問題:次の英文を、ニュアンスの違いを出して日本語にしてください。
- How do you like your new phone?
- How are you liking your new phone?
解答:まずはじめに「2は英語として不自然なのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、どちらも自然な英語です (ただし2は口語的な表現になります)。
ネイティブはlikeのような状態動詞をあえて現在進行形にすることで、今のlike (好き) という状態を強調します。そのため正解は次のようになります。
- 新しい電話はどう?
- 新しい電話は気に入ってる?
このような用法は、一般的な英語教育ではほとんど目にしないですね。
普通に見たら「まさか?」と思ってしまうようなことも、ネイティブの方が編集している本ということで安心感があります。
実際にこのような状態動詞を現在進行形にするという表現方法は日常会話でよく用いられています。
またここでは現在進行形のみを扱いましたが、この本の中では過去進行形や未来進行形も扱っているので、それらのニュアンスを知りたい方にもおすすめです。
ぜひ一度手にとって読んでみてください♪