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悟りとは何か?プログラムで説明すると簡単に理解できる

2018.08.232018.08.04その他・雑記
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悟りとはなんなのか?

世間に出回っている解説は「ワザとややこしくしているのではないか」とこちらが疑ってしまうようなものが多数存在します。

そこで、この場でプログラムを交えてごく簡単に説明します。

言語はなんでもいいですが、とりあえず PHP で解説します。

補足
プログラミングができない人には余計にややこしく感じるかもしれません。

煩悩の行動原理は評価関数の結果

人には個々の優先順位があります。

例えば多くの人の優先順位のトップにくるのは「自分自身」または「自分の命」でしょう。

それより重要なものは、本来ありえません。

物理世界にはほぼ無限に物が存在しますが、ここで個人の優先順位を決定(ソート)する関数を定義します。

function evaluate($uid, $matters) {}

$uid にはあなた固有の番号を挿入します。誰とも衝突しないユニークな番号です。日本国内だけで言えばマイナンバーのようなものです。

$matters には事柄を配列で定義して与えます。以下のようなものです。

$matters = ['あなたのiPhone', '自分の命', '自分の家族']

そしてこれで evaluate を呼び出します。

すると以下のような配列で返ってきます。

['自分の命', '自分の家族', 'あなたのiPhone']

つまり「自分の命」が先頭に来て、それに「自分の家族」、「あなたのiPhone」と続きます。

当たり前ですね。

一番重要なものは「あなた自身」です。その次に家族であり、iPhone は最後です。

「家族命!」などと考えているお父さんは「自分の家族」が先頭になる形で配列がリターンされる可能性がありますが、通常ありえません。

少なからず「あなたのiPhone」が先頭などという可能性はゼロでしょう。

どこの世界に自分の命より iPhone のほうが大切などという人がいるのでしょうか。

仏教の世界には煩悩という用語がありますが、簡単に言ってしまうと欲望や憎しみ、執着心など人が当たり前のように持つ一種の行動原理です。

そしてこの煩悩による行動原理は評価関数から返された値により支配されるのです。

欲望や憎しみなどから発生する人間のアクションは、物事に対する個人の優先順位によって左右されるからです。

悟りとは評価関数が正常に機能しない状態

return-null

では悟りとは何か?

答えを言ってしまうと、評価関数の第二引数である $matters にどのような値を与えても null がリターンされる状態のことです。

つまり自身の中に物事に対する優先順位が完全に存在しない状態です。

これこそがまさしく悟りです。

例えば「自分の家族」と「地球の裏側のスーパーマーケットでレジを担当しているオバさん」を比較した場合、前者の方が優先順位が高いはずです。

当たり前ですね。

ただし悟りとは全ての感情から解き放たれた状態なので、複数の事柄があるときにどちらのほうがより重要かという概念が存在しないのです。

人を羨む気持ちもありません。自身のルックスに対するコンプレックスもありません。人からの視線も気になりません。

これらは全て他人との比較から発生する感情ですが、評価関数に何を与えても null が返るのでそもそも比較という行為が成立しないからです。

今回は少し違った視点から「悟り」について考えてみました。

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