暇人の英語雑記ブログ

学習者が悩む英語の使い方に対してネイティブからの回答 『続 日本人の英語』

2018.09.252016.12.14おすすめの書籍
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あなたには友達がひとりしかいない?

lonely

あなたは以下のようなことを言ったりはしていませんか?

I went shopping with my friend.

友達と買い物に行きました。

話の流れにもよりますが、いきなりこのような言い方をされるとネイティブの耳には「世の中で唯一の友達」という、あなたが意図しない意味に聞こえてしまう可能性があります。

このことを、マーク・ピーターセン氏は著書『続・日本人の英語』の中で説明しています。

以上の場合、

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I went shopping with one of my friends.

もしくは、さらにシンプルに、

male-foreigner
I went shopping with a friend.

などと言うと、より自然であるといいます。

ちなみに「話の流れにもよる」と述べましたが、例えば、

I went shopping with a friend.

という会話の後に、

My friend bought a pair of shoes.

私の友達は靴を買いました。

などと、ここで my friend を使用するのは、誰を指しているのか明白なので差し支えありません。

また she や he で代用してもいいでしょう。

ネイティブの感覚を正しく理解する

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『続・日本人の英語』の中身

続・日本人の英語』と題名に「続」が付きますが、この書籍は大ベストセラーである『日本人の英語』の続編という扱いです。

ただし本の内容自体は独立しているので、どちらを先に読んでも特に問題はありません。

日本人が学ぶ英語というものはどこか機械的であり、実際にネイティブの人たちが使用する生きた英語とはずいぶん違うものです。

そして多くのケースでは表面上のことしか学ばないので、英語話者とコミュニケーションが取れるようになったとしても、自分が伝えたいことが相手には異なった形で受け取られるということがしばしば起こります。

もちろん「この人が言いたいことはこういうことだろう」と内心では理解されることも多いですが、やはり初めから正確なニュアンスで伝わることが一番ですね。

『続・日本人の英語』の内容から例文をひとつ紹介します。

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  1. A tiger is a dangerous animal.
  2. The tiger is a dangerous animal.
  3. Tigers are dangerous animals.

「トラは危険な動物である」ということを3つのパターンで述べたものですが、あなたにはこれらの違いが分かるでしょうか?

答えを言ってしまうと以下のようになります。

まず A tiger はおのずと一匹のトラが頭の中に浮かびます。

それはまるでジャングルの中から顔を出している一匹のトラのような風景を連想させます。

The tiger という定冠詞で一般を表わす表現ではやや改まった感じがし、他の生物と区別するニュアンスをともなうので、例えば多くの動物が記載されている図鑑の中のトラの項目のキャプションなどで使用されます。

話し言葉では通常使いません。

tigers

Tigers という複数形になると多くのトラが頭に浮かぶので、a tiger よりも臨場感があり、危険性がいくらか増す言い方になります。

また複数形で一般を表わす表現は、もっとも口語的で日常的なフィーリングを感じさせます。

多くの英語学習者が『続・日本人の英語』を読んでいる

『続・日本人の英語』には、日本人向けの英語の文法書などではまず知ることができない、ネイティブスピーカーの世界観が多く盛り込まれています。

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大ベストセラー『日本人の英語』の続編というだけあって、こちらも多くの英語学習者の人たちが一度は目を通しています。

あなたは読んだことがない?

では一度手にとって見てください。

オススメの一冊です♪

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