例文で説明!Possibility と Probability の違いとその使い分け
possibility と probability は両方とも「可能性」と訳されますが、その意味にははっきりとした違いが存在します。
例文を使い説明していきます。
Possibility
possibility は possible の名詞形です。
possible を使用した例文で簡単に解説します。
Winning the lottery is possible.
宝くじに当選することは可能である。
possible が示す「可能性」とは単純に Yes か No という問題です。
宝くじは可能性が低くても、当たりくじが存在するのであれば当選する可能性はゼロではありません。
よって possible なのです。
Probability
probability は probable の名詞形です。
Winning this game is probable.
この試合に勝つ可能性は高い。
日本語訳を見てもらえれば分かるとおり、probable が示す「可能性」とは「ありえそうなこと」という意味での可能性 です。
結果として以下のような使用方法は不自然です。
Winning the lottery is probable.
宝くじに当選する可能性は高い。
このようなことを言われたら詐欺としか思えませんね。
ちなみに可能性が高いことを強調する場合は、

と言います。
ロシアンルーレットで知る両者の違い

もう少し具体的に両者の違いを説明します。
ロシアンルーレットに参加することを想像してください。
リボルバー式の拳銃に弾を一発だけ入れて、リボルバーを回転させてから自分のこめかみにあて引き金を引きます。
あなたの頭に思い浮かぶのは以下のことでしょう。
- あなたが犠牲者となる可能性は Yes か No である
- あなたが犠牲者となる確率は 1/6 である
①を possibility と言います。
②を probability と言います。
どうでしょうか?
このように見てみると、違いがよく分かりますね。今後は両者を意識して使い分けるようにしてみましょう。