例文で説明!Cannot と Can not と Can’t の違いとその使い分け

Cannot と Can not

classroom

英語を学習している方で can という助動詞の意味を知らない人は、まずいないと思います。

今回説明するのは、その否定形である cannot と can not と can’t です。

これらは同じように見えますが、厳密に言うと違う意味となります。

これらの違いは多くの場合見過ごされていますので、ここで説明したいと思います。

Cannot

cannot は can (~できる) の否定形なので「~できない」という意味です。

以下の例文を見てください。

You cannot attend class.

あなたは授業に出席できない。

病気なのか怪我なのか、または他の理由により出席資格が無いのか、理由は色々とありそうですが、授業に出席できない場合に言われそうです。

「cannot を省略したものが can’t となり、両者には違いが無い」と教わった方も多いと思いますが厳密には違います。

このことは下で改めて説明します。

Can not

Can not の厳密な意味

can not は厳密には cannot とは違う意味です。

cannot で使用した上の例文を再び使い、説明してみます。

You can not attend class.

あなたは授業に出席しなくてもいい。

分かるでしょうか?

つまり、You can なので、あなたは「できる」のです。

その「できる」対象である、not attend class は「授業に出席しない」です。

それをつなげて直訳すると、「あなたは授業に出席しないことができる」となるので、結果として「あなたは授業に出席しなくてもいい」となるのです。

なんだかややこしいですね。

Can not の実際のお話

実際のところ、You can not attend class を「あなたは授業に出席しなくてもいい」という意味で扱うのは、あくまでも厳密な文法上での話であり、実生活ではほとんどありません。

特に会話において can not と、can と not の間に一呼吸入れ、not を強調する形で伝えても、ネイティブの方は cannot という意味で受け取る可能性があります。

単純に「あなたは授業に出席しなくてもいい」ということを言いたいのであれば、

You can skip class.

と言うのが無難でしょう。

can not を厳密な意味で扱っているのは、おそらく堅苦しい正式文書か、または英語の modality (様相) を解説している専門書の中くらいでしょう。

Can’t

can’t を cannot の短縮であり、それ以外の何者でもないと考えているのであれば、それは間違いです。

本音を言ってしまうと、英語学習者で特に初学者の方は、初めはとりあえず両者を同じものと覚えておいてもトラブルはあまりないでしょう。

ただし厳密に述べるのであれば、違いはあります。

ここで Wh-movement という文法上のルールまで説明する気はありませんので、興味のある方は個人で調べてもらいたいと思いますが、以下の例文を見てください。

Why can’t you focus on studying?

なぜ勉強に集中できないの?

いたって普通の表現ですが、can’t が cannot と完全に同一であれば、

Why cannot you focus on studying?

という言い方ができるはずです。

実際にそのように書いてしまいそうですが、それはいけません。

少なからず現代英語では文法上誤りとされています。

代わりに、

Why can you not focus on studying?

という言い方はできますが、こちらはフォーマルな表現方法であまり使われません。

覚えておきましょう。

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