英語初学者でハルキストの方は Haruki Murakami はいかが?
あえてストーリーを知っている洋書を読む

あなたは英語初学者ですか?そして村上春樹氏の小説が好きですか?
さらにおすすめの洋書を探しているのであれば Haruki Murakami を手にとって見てください。

このように思われたのであれば、それは大きな間違いです。
初学者は無理をしてはいけない
初学者は無理をしてはいけません。
あなたが洋書を読むということで、理想とする目標はどのようなものですか?
それは最終的には「好きな洋書を辞書を使わずに、楽しんで読めるようになる」ということではないでしょうか。
楽しんで読むという思いが根底にあるがために、ストーリーを知っている洋書はあえて避けているというのであればその考えは改めましょう。
そもそも英語初学者に洋書のストーリーを味わって読むなどという余裕はありません。1ページ開く度に知らない単語だらけで、ろくに先に進めないはずです。
それは誰もが経験します。
仮にあなたが初学者であり村上春樹氏の作品が好きなのであれば、むしろそれらの英語版を読んだほうがいいでしょう。
つまりストーリーを楽しむということよりも、英語そのものに慣れることのほうが先なのです。
そもそも慣れていない人にとって洋書を読むという行為は、仮にあなたが読書好きであっても一種の苦痛を
数々の困難に打ち勝ったその先に「好きな洋書を辞書を使わずに、楽しんで読めるようになる」という未来があるのです。
好きな作家の作品であり物語を知っているのであれば、その困難を乗り越えられる可能性が高くなります。
とりあえず英語というものに慣れましょう。
短編集がおすすめ
いくら村上春樹氏の作品が好きだからといっても、いきなりひとつの物語単体で300ページ以上あるような洋書に手を出すのはやめたほうがいいでしょう。
理由は簡単。挫折するのがオチだからです。
そこでおすすめするのが彼の短編集である『The Elephant Vanishes』です。
短編集なので個々のストーリーが短く、気楽に読むことができます。また「ひとつのストーリーを読み終えた」という達成感も得やすいでしょう。
海外の Amazon の総合評価も高いので、翻訳精度も高いと考えていいでしょう。
短編集といえど、本全体では300ページ以上あります。これを長編作品へとつながる初めのステップとして考えればいいと思います。
洋書を選ぶ際の選択肢として Haruki Murakami も考慮に入れてみてはいがかでしょうか?