例文で説明!Would like to はなぜ Want to と違い丁寧なのか
would like to は want to を丁寧にした表現というのは多くの英語学習者が理解しています。
ただし一種のイディオムとして覚えてしまっていて、なぜ would like to が丁寧に聞こえるのかという、その背景事情まではあまり知られていないので、ここで簡単に説明します。
実はものすごく単純な理由です。。
起承転結で説明するのはやめて、いきなり結論から言うと would like to が聞き手に丁寧に響く理由は would が条件節だからです。
以下の例文を見てください。
I would like to talk with him.
彼とお話がしたいのですが。
いたって普通の表現ですが、would を取り除くと以下のようになります。
I like to talk with him.
彼と話がしたい。
「~がしたい」という意味では同じですね。
では次に、上記の would like to の例文を正しく書き直すと以下のようになります。
If I could, I would like to talk with him.
もし可能であれば、彼とお話がしたいのですが。
もうお分かりですね?
つまり would like to は条件節の省略だったのです。
訳文のように日本語でも条件節を使用し、「もし・・・」と断りを入れると表現が丁寧になりますね。
それと同じことです。
would like to を単なるイディオムとして覚えるのではなく背景事情も理解しておくことで、あなたの英語に対する理解がさらに深まるでしょう。