マウスやスクリーンをなぜユーザーインターフェースと呼ぶのか?超簡単に説明!
まずはインターフェースの解説から始めます。
この単語の意味が分からないとユーザーインターフェースの意味もつかめないからです。
英単語は往々にして分解できることがあり、interface も例外ではありません。
inter には似た単語があり、それは between です。
international は「国際的な」と訳されることが多いですが、between nations という意味なので「国家間の」という意味もあります。
face は「顔」と訳されることの多い単語ですが、「(物の)表面」という意味でも使用されます。
つまり between face なので直訳すると「異なる物の表面と表面の間」という意味ですね。
Interface は辞書的な定義では「接点」や「中間点」などと訳されることが多いです。
ここでコンピュータの話になります。

インターフェースはネットワークの世界では、階層の違うレイヤとレイヤを結ぶ中間部のことです。
若干専門的になりますが、上の画像の OSI参照モデルで説明をすると、第7層のアプリケーション層と第6層のプレゼンテーション層を結ぶようなところです。
第6層と第5層の中間点も同様にインターフェースと呼びます。
ではなぜマウスやスクリーン、キーボードのことをユーザーインターフェースと呼ぶのでしょうか?
これは上記のことを理解していれば、けっこう簡単に説明ができます。
上で述べたように、通信をする過程において階層が違うレイヤの橋渡しを行うものがインターフェースです。
人間である我々ユーザーは第7層のアプリケーション層とやり取りを行います。
アプリケーション層というと分かりにくいですが、ようするにアプリのことです。
Word、Excel、Internet Explorer や Google Chrome など皆さんが普段使用しているソフトウェアのことです。
我々人間とこれらアプリ(アプリケーション層)の立ち位置は明らかに違いますね。つまり階層が違うのです。
結果として、それらアプリとやり取りをするときのインターフェースが必要となります。
それがマウスやスクリーンやキーボードであり、結果としてこれらを「ユーザーインターフェース」と呼ぶのです。
理解できましたでしょうか?
今回の話はちょっとした小ネタとして覚えておいてください。